プロが教える!洗い上がりに差が出すぎるシャンプーの”コツ”

シャンプー選びも重要ですが、正しいシャンプーで髪と頭皮をケアする事もとっても大切。間違ったシャンプー方法だと、髪や頭皮に知らぬ内にダメージを与えていることも…。
そこでNatural Washでは、都内の美容院で活躍する、キャリア6年の松浦さんに、「家庭でもできる正しいシャンプー」の方法を教えてもらってきました!
正しいシャンプーの方法、教えます!
ノンシリコンシャンプーやアミノ酸シャンプーなどは、洗浄力が弱いので髪や頭皮に優しいのですが、その反面きちんと洗わないと余分な皮脂や汚れが残ってしまうことがあります。 いくら髪や頭皮に優しくても、汚れが残っていたら美しい髪を育成することはできません。 シャンプーは子供の頃からするものですが、洗浄力が強いシャンプーに頼った洗い方だとノンシリコンやアミノ酸の効果を減少させてしまうこともあります。
「完璧なシャンプー」は、ブラッシングから始まっている
まず美容室でもっとも丁寧に行っているのがブラッシングです。 髪の汚れの約70%はこのブラッシングで落とせますし、絡まりを解いて洗いやすくすることができます。 また、頭皮をブラッシングすることで汚れを浮かせて落としやすくできます。 最初にある程度汚れを落としておくと、洗浄力が弱いシャンプーでも汚れを残すことなく洗えます。
ブラッシングの方法
シャワーでたっぷり髪と頭皮を濡らしながら、生え際から頭頂部に向けて、360度まんべんなくブラッシングしてください。 ブラッシングの時には、出来れば櫛の先端が丸くなっているものや頭皮用ブラシを使いましょう。 櫛に柔軟性がなかったり、尖っていたりするものだと髪や頭皮を傷つけてしまうことがあるので、一つ用意しておくのがおすすめです。
いよいよシャンプーへ。プロはお湯の温度にも気を使うんです。
髪と頭皮をしっかりブラッシングしたら、37度ぐらいの人肌のお湯をたっぷりとかけて濡らします。 この時、お湯の温度が低すぎると汚れが落ちにくくなりますし、高すぎると皮脂を落としすぎてしまうので、体温より少し高めのお湯でしっかりとプレ洗いして汚れを落としておくのもポイントです。
シャンプーはしっかり泡立ててから!
次に大事なのが、シャンプーを直接髪の塗るのではなく、ある程度手のひらで泡立ててからつけるということです。 みなさんが美容室でシャンプーをしてもらうときを思い浮かべると分かりやすいのですが、美容室ではシャンプーを美容師が軽く手で泡立ててから一気に髪全体を泡で包み込むようにして洗い始めるんですよ。 こうすることで、全体に均一にシャンプーを行き渡らせられるので、洗い残しを防いで均等に洗い上げることが出来るのです。 洗う時は、痒い部分があっても爪をたてたりせず、指の腹を使って10本の指で頭皮を包み込むようにマッサージしながら洗いましょう。
すすぎの工程でも気を抜かない!時間をかけてじっくりと洗い流す
最後は、38度ぐらいのお湯で頭皮についたシャンプーを落とすようなイメージですすぐと、頭皮に洗浄成分を残さずきちんと洗い上げることができます。 頭皮をゴシゴシとこするのではなく、手首のスナップをきかせて素速くなでているようなイメージですね。
実はすすぎの工程こそ最も大事なポイントと言っても過言ではありません。というのも、一般の方は洗いの工程に気をとられすぎて、しっかりシャンプーが流しきれていない事が非常に多いんです。頭皮の乾燥やフケ、かゆみ、かぶれなどのトラブルはほとんどがシャンプーの「すすぎ残し」が原因です。
すすぎの工程は、洗いの工程でつかった時間の2倍は使ってください。
たとえば、3分かけてシャンプーしたら、6分はすすぎに使ってもいいんです。
とにかく一つ一つの工程を丁寧に行うのがコツなので、早速今日から実践してみてください。
まとめ
- シャンプー前のブラッシングで汚れの70%は落とせる。
- ブラッシングは360度まんべんなく。
- ブラッシングは櫛の先端が丸くなってるものか、頭皮用のブラシを使う。
- シャンプーは手のひらでしっかり泡立ててから洗う。
- 痒いところがあっても、絶対に爪を立ててはいけない。
- すすぎは、シャンプーに使った時間の2倍はかけてじっくりと。
- とにかく丁寧に!
松浦さん、ありがとうございました!